涼宮ハルヒの憂鬱


大ヒットアニメ「涼宮ハルヒの憂鬱」を全話見た。
実は昨日通して見て、面白かったのでそのまま覚えているうちにレヴューを書こうと思ったのだが、書けなかった。今日の昼間心機一転書こうと思った、思ったのだが書けなかった。
レヴューってさ、自分にとって面白い作品でも書けるけど、駄作でも書けるじゃない。でも、普通だと思った作品だと書きづらい、つまり心に残ったから書けるわけじゃないですか。
でも、面白かったのよ。ハルヒ


でさ、何が面白かったか考えてみると、よく出来ているんだよね、設定が。(現代において)現実にありえないことをうまいこと緻密な設定でごまかしている。穴をつこうと思えばいくらでもつけるんだろうが、しかし、現代モノアニメで(舞台があくまで普通の世界であるという点において)ここまで細かい設定を作っているアニメはあまりないのではないだろうか。


ストーリーも嫌いではない、ただ、製作者側が狙ったというテレビのあの放映順が自分は好きになれない。
(わからない人のためにいうがハルヒライトノベルが原作で原作者にとってハルヒが賞を取ったデビュー作で、その本一冊で「涼宮ハルヒの憂鬱」という作品が完成している。以後続刊がでているが、それは「涼宮ハルヒの憂鬱」後の話になる。アニメにおいて「涼宮ハルヒの憂鬱」一巻分の話は6話分、それをばらけさせてその間に「涼宮ハルヒの憂鬱」後の話を挟み込んで、最後に「涼宮ハルヒの憂鬱」の最後の話を入れている。これは時系列を無理やり合わせてその後の話を割り込ませているわけではなく、その後の話そのものを割り込ませている。つまり、前の話で秋だったのに、次の話で春に戻っていたりする)
まあ、14話をだらだらやるわけにもいかないし、かと言って6話という中盤で盛り上げてそこからのほほんとやるわけにもいかず、こうなったのだと思うが。
つまり、いい感じになってきたと思ったら水を差されてって感じが続くわけですよ。


で、多分レヴューが書きづらかったのはそこなわけですよ。一応うまいこと繋げてはあったが、違和感満載って感じ。
だから言えますよ。「涼宮ハルヒの憂鬱」の部分を連続して見ればこのアニメは面白いと。長門萌えだと。



まあ、見る前と後では見方はかわりましたよ。
見る前は破天荒なハルヒさんのドタバタアクションコメディーだと思ってましたが違うのね。
思春期特有の悩みの一つを小説やアニメだからこそできる表現であらわした作品と言えるのではないのでしょうか。(もちろん萌え要素は満載ですが)
この作品、信者もアンチも多いのですが、(天邪鬼や単に萌え嫌いという人を除けば)アンチの人はこの思春期特有の悩みの一つに出会わなかった幸運?な人なのかもしれません。



というわけで、ネタバレもせずそして、レヴューになっていないレヴューそして長門萌えでした。



涼宮ハルヒの憂鬱 1 限定版 [DVD]

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